今日はこの話題しかないでしょう。
もうあれから10年もたってしまった。すごくこの10年早かったと思う。
ま、私は大阪だし何も被害は無かったので、実際被害をあわれた方に比べれば…て感じなんだろうけど。
震災が起きる前の1年は、小さな地震が多かったのを覚えている。実家が熊本で、雲仙普賢岳が噴火する前も地震が多かった事を経験している私はこれは何かあるかな?と薄々感じていた。
当時は大学院の2年生で修士論文で忙しかった。その日も、論文締め切り前で、たまたまいつも寝ている部屋ではなくてパソコンがある部屋のコタツで寝ていた。
ふと夜明け前に目が覚めた。なんか眠れない。
台所に行って水を飲んで柱にもたれかかっていた。その時それは起こった。すごい勢いでまずは縦揺れ、それから大きな横揺れが起こり、
そのころ文化住宅でただでさえ傾いていた部屋がギシギシ悲鳴をあげていた。ゆっさゆっさと揺れていると、いつも寝ていた部屋で大きな音が…本棚二つ倒れた。いつものように布団で寝ていたら死んでいた。
地震が収まったときに、当時近くに住んでいた兄の家に電話して安否を確認。それから、これまた近くに住んでいてパソコンが柱みたいに何台も積みあがっていたやまさんの部屋を見に行った。双方とも無事で一安心。
夜が明けるにつれ、周りの建物被害もよくわかるようになった。外壁に大きなヒビ入っている建物はたくさんあるし、酷いところは壁が剥がれ落ちていたりしていた。
大学には7時前に行き情報センターの被害状況を確認した。被害はほとんど無く一安心、後は他の職員に任せて兄の家でテレビをつけたら神戸の町がすごいことになっていた。
もう10年前の話なんだが、今でも鮮明に覚えている。